●洗浄作用・・・食べカスや細菌を洗い流す。
●抗菌作用・・・細菌の繁殖を防ぐ。
●保湿作用・・・粘膜を傷つきにくくし、細菌や食べ物を歯や粘膜に
つきにくくする。 発音をしやすくする。
●緩衝作用・・・酸を中和してむし歯を防ぐ。
●再石灰化作用・・・酸で溶けた歯を修復する。
●保護作用・・・歯を保護する。
唾液が減ると、むし歯や歯周病にかかりやすくなったり、口臭が
出やすくなります。
また、うまく発音ができなかったり、お食事を食べるのにも
不自由します。
唾液はお口の健康を守ってくれる大切なものなのです。
●歯周病はバイオフィルムによる感染症だった
歯周病の原因であるプラーク(歯垢)も、多種の細菌同士が寄り集まってスクラムを組んだ塊であるバイオフィルムの一種としてとらえるようになってきました。
さらに、プラークがバイオフィルムの構造で存在しているために、薬剤の効果が十分に発揮されないことも解明されてきました。
●バイオフィルム感染症への対策
強固に付着したバイオフィルムを除去するためには、ホームケアだけでは難しく、それらを排除するためには専門家による清掃(PMTC)が最も有効であるといわれています。
親知らずとは、一番奥の歯、つまり永久歯の第三大臼歯のことで、合計4本あります。
親知らずは、みんなが生えるものではなく、全く生えない人や全部揃っていない人もいます。
正常に4本生えてきたらほかの歯と同様に大切にしてください。問題は、生え方の異常な親知らずです。
例えば
①真っすぐでなくななめに生えてきた。
②歯ぐきの中に潜ったままになっている。 などです。
①のような歯は歯ブラシが届きづらいのでむし歯になりやすいです。
むし歯になったら抜いた方がよいでしょう。
また、異常な生え方のために痛みがあったり、噛み合わせが悪かったりしてほかの歯や顎関節に負担をかけているときがあります。
上の親知らずだけが生えて下の歯がなく、かみ合わせの相手がない場合も抜いてしまった方がよいでしょう。
②の場合でも親知らずが隣の歯に負担をかけていたり、隣の歯を治療しなければならなかったりするときは抜いた方がよいでしょう。