● 知覚過敏症とは・・・
正式には象牙質知覚過敏症といいます。特にむし歯になっているわけでもないのに冷たい水を飲んだときに「ピリッ」とくるあの痛みです。
ほかにも歯みがき、甘いもの、果物などで痛むことがあります。
● 知覚過敏症はどうして起こるのか
知覚過敏症の原因はいろいろな事が考えられています。
おもな理由として刺激のあるものを口にしたときに、刺激物が象牙細管(象牙質にある細い管)を通って歯髄(神経)に伝わるからです。
象牙細管は本来、口の中に入ったものを歯髄に伝えられるほど太い管ではありません。
しかし何らかの理由で広がり、口の中で露出してしまった場合にこのようなことが起こります。
ほかにも歯髄の変化によるものや、中枢神経内の変化によるものなどがあります。
■口内炎
口腔粘膜に発現する炎症を総称して口内炎といいます。症状によって、また部位によって細かく
分類されます。
●口内炎の種類
症状・・アフタ性口内炎、潰瘍性口内炎、水疱性口内炎など
部位・・・口唇炎、舌炎、歯肉炎など
●口内炎の原因
口内炎は細菌やウィルスが原因になって起こるもの以外に歯みがき不足による汚れや、入れ歯の
不具合で口腔内の粘膜が刺激されてできることもあります。
他に全身疾患が原因になる場合があります。
●口内炎になったら
口の中の粘膜が直接刺激されている場合、まずはその原因を解消しましょう。
放っておいても数日で治ることが多いですが、同じ場所に何度もアフタ(白い斑点)ができるのは何らかの
刺激が原因となっている場合もあります。
また治るまでは刺激のあるもの(コ-ヒ-、たばこ、柑橘類など)は避けましょう。
なかなか治らない口内炎がある場合は何かほかに病気をしていないか調べることも必要になります。
■顎関節症について
あごの骨(関節)の病気です。下記のような症状があります。
●あごの関節そのものの痛み
口を開けるときにコキッと音がしたり、あごの関節から耳あたりまで痛んだりすることがあります。
●口を開けられないほどの痛み
あごの関節がひどく痛み、あごを動かすとギリギリと音がしたりします。病状が進んで、関節の骨や軟骨が変形していることがあります。
●あご周辺の筋肉痛
あごばかりではなく、首や肩に痛みがあります。ひどい場合には、腕や手の指なども痛むことがあります。
この様な症状がある方は、歯科医師まで御相談下さい。
あごに異常を感じたら自己チェックしてみましょう。
★あごが痛い
・何もしなくてもあごや、そのまわりに痛みがあります。
・口の開閉で特に痛みがあり、ちょっとあごを動かしても痛むことがある。
★口を大きく開けられない
・大きなあくびやリンゴの丸かじりができません。
・人さし指から薬指まで指3本が入るところまで口が開きません。
★あごが疲れる
・食べ物をかんでいるとあごがだるくなります。
・しゃべっているとあごがくたびれます。
★口を開けると音がする
・口を開閉すると耳の前で耳障りな音が聞こえます。
これらの症状がいくつかあると顎関節症の可能性があります。